受験生の1日の平均勉強時間を東大生が解説!難関大学には合計4000時間必要?

皆さんこんにちは、東大BKKです!

受験生の1日の勉強時間ってどれくらい?」「大学受験の勉強時間って結局合計でどれくらい?

こんな疑問に答えます。

この記事では受験生の1日の平均勉強時間をテーマに解説していきます。

難関大学に必要な勉強時間や勉強時間を増やすための方法も解説しているので、

これを読めば、勉強時間については丸わかりです!

記事は2~3分で読み終わります。記事が受験生の皆さんのお役に少しでも立てれば幸いです。

>>【現役合格】した人に共通する勉強習慣とは?

データで見る受験生の勉強時間

ベネッセ教育総合研究所のデータによると、受験期の1日の学習時間の平均は4.5時間となっています。

しかし、解答者の約4分の1が2時間未満の勉強時間と解答するなど、実質的に受験勉強をしていないと思われる解答も見受けられます。

逆に1日10時間以上勉強している人は回答の8%となっています。

出典:ベネッセ教育総合研究所

大学受験:受験生の1日の勉強時間の目安

1日の勉強時間をまとめてみました。

受験生の1日の勉強時間の目安↓

  • 高1・・・1.5~2(2)時間
  • 高2・・・2(4)時間
  • 高3春・・・3(6~7)時間
  • 高3夏休み・・・10時間
  • 高3秋・・・4~5(10)時間
  • 高3センター前・・・5(10)時間
  • 高3二次試験直前・・・起きてる時間全部

()内は休日です。

それぞれの内容については後述していきます。

また1つだけ注意しておくと、今回紹介する勉強時間というのは

学校の授業時間は含みません。自学自習の時間のことを指すのでその点は注意してください。

>>偏差値が伸びる人、伸びない人の「勉強計画」の違い

【大学受験】高1受験生の1日の平均勉強時間の目安

結論、高1だと高校の宿題を真面目にこなしておけばOKです。具体的な勉強時間としては平日1日1時間半~2時間です。休日でも2時間で大丈夫です。

大学受験では英語と数学が一番大事なので、その2科目を苦手にならないように注意してください。

高校1年生というのは新しく高校生活が始まり、部活動など勉強以外のイベントがたくさんあります。

大学生になったからこそ感じることですが、高校生じゃないとできない遊び・イベントがあります。勉強ももちろんですが、高校生活を楽しむことの方が大切と言える時期です。

【大学受験】高2受験生の1日の平均勉強時間の目安

高校2年生は平日1日2時間、休日4時間を目安にしましょう。

正直に言うと、高校2年生も高校生活を楽しんだ方がいい時期です。学校にも慣れて部活に文化祭、充実した時間です。

もちろんそれらを最優先に生活してくれていいですが、大学受験というものをなんとなく意識して欲しい時期でもあります。平日は学校から帰ったら学校の予習・復習に加えて自分の得意科目の先取り学習をオススメします。土日は朝と夜に勉強時間を2つに分けると苦労することなく1日4時間勉強することができます。

高1よりも忙しくなると思いますが、忙しいことこそが人生の充実です。勉強も学生生活も楽しみましょう。

【大学受験】高3受験生の1日の平均勉強時間の目安

高3春

高3春は少しずつ生活の中における勉強の割合を増やしていく時期です。

平日は1日3時間、休日は6~7時間を目安にしましょう。

この時期くらいからは学校の勉強のみならず、プラスαで参考書を購入するなどして自分で勉強を主体的に進める必要があります。自分には何を勉強する必要があるかを考えて、勉強計画を立てましょう。

当サイトの「【東大生作】22の勉強計画テンプレート!成績のあがる学習計画表が作れる!」で勉強計画は作りましょう。

部活をしている学生だとこの時期が一番忙しい、大変な時期です。どちらも両立できたら最終的に受験を乗り越える自信にもなります。忙しいことを楽しんでください。

夏休み

結論、1日10時間を目安に勉強しましょう。最低でも1日8時間

これは本質情報ですが、平日は自分での勉強は全然出来ません。平日1日3時間を100日(4ヶ月)やっても300時間ですが、1日10時間を夏休み継続できれば300時間になります。

何度も言われることですが、つまり夏休みは勉強ができる時間が圧倒的に長い=差がつく時期なのです。

この時期は妥協することなく勉強時間をしっかり長く継続しましょう。

やるべき勉強としては英数の基礎的レベルの最後の定着をして演習問題をぼちぼち解いていくことをやりましょう。難関大学受験生は過去問をちょっと解き始めるのも目安に勉強しましょう。

当サイトの「夏休みの勉強計画の立て方を東大生が解説!【受験生もまだ間に合う】」をぜひ参考にどうぞ。

秋以降は1日、平日4~5時間、休日10時間が目安です。

平日4~5時間は学校が終わるのが16~17時くらいなので、寝るまで(24時)に7~8時間ほど時間があります。食事や風呂、娯楽の時間を削れば不可能なことではありません。

休日に関しても夏休みを乗り越えた人なら、受験が近くなっている焦燥感もあるので、1日10時間はもはや苦でもなくなっていると思います。

勉強内容としては、センター試験に向けてセンター試験の過去問を解き始めたり、二次試験の過去問を解いたりする時期です。

>>やってるのに伸びない・・・
成績を伸ばす「勉強計画」の作り方

センター前

センター前は秋と変わらず、平日5時間、休日10時間を継続させましょう。

この時期になると誰に言われるでもなく、机に向かっている人が大半だと思います。あなたの人生の分かれ道なので、自然と勉強時間は増えていきます。

センター試験は特定の科目に拘るのではなく、「合計点の最大化」をすることを心がけましょう。
(ex.英語190→200点にする努力ではなく、世界史60→90にする努力をしようということ)

自分だけの勉強計画が
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受験に必要なのは信頼できる先生でも塾でもありません。

合格から逆算した勉強計画です。

あなただけのオリジナルの勉強計画が欲しい人はぜひ、

オリジナル勉強計画で勉強を効率化する方法

をご覧ください。

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二次試験直前

二次試験直前は平日も休日も起きている時間全部を勉強に注ぎましょう。

「注ぎましょう」というよりも、普通の受験生ならそういう精神状態になります。

「このままでは落ちるかも・・・」と不安に思う気持ちがあれば、自然と常に頭の中は勉強一色です。

この時期を頑張れるかは人生にとって大切です。

大学受験に必要な勉強時間の合計は?

さて目安の勉強時間として、

  • 高1・・・1.5~2(2)時間
  • 高2・・・2(4)時間
  • 高3春・・・3(6~7)時間
  • 高3夏休み・・・10時間
  • 高3秋・・・4~5(10)時間
  • 高3センター前・・・5(10)時間
  • 高3二次試験直前・・・起きてる時間全部

を紹介しました。

合計時間はいくらになるか計算してみます。

  • 高1・・・615時間
  • 高2・・・1030時間
  • 高3春・・・490時間
  • 高3夏休み・・・300時間
  • 高3秋・・・640時間
  • 高3センター前・・・200時間
  • 高3二次試験直前・・・300時間

合計すると3575時間になりました。
(年間平日210日、休日150日で概算しています)

途方もない時間になっていますね笑。

1日2時間も勉強できないという人にとっては、この3575時間というのは不可能な時間にさえ思えてきます。

1日2-3時間でも高校3年間続ければ、3575時間。まさに「塵も積もれば山となる」という言葉にピッタリです。

>>ただ勉強時間をとっても意味ナシ?
【難関大合格者】がやっていた効率的な勉強法

難関大学合格に必要な勉強時間は実際どれくらい?

東大などの難関大学には実際どれくらい勉強時間が必要なの??

と思っている人もいるかもしれません。

しかし、東大生である筆者も実際に勉強時間は先ほど紹介した

  • 高1・・・1.5~2(2)時間
  • 高2・・・2(4)時間
  • 高3春・・・3(6~7)時間
  • 高3夏休み・・・10時間
  • 高3秋・・・4~5(10)時間
  • 高3センター前・・・5(10)時間
  • 高3二次試験直前・・・起きてる時間全部

これに近い感じで勉強していました。

ただ筆者が本格的に受験勉強を始めたのは高校2年生の冬頃だったので、合計時間では3575時間よりは長いと思います。

東大受験に必要な勉強時間は?いつから本格化?現役東大生が徹底解説」で解説していますが、東大合格に必要な勉強時間は合計4400時間と算出されています。

やはり結論として、難関大学に合格する受験生は受験勉強の開始時期が少し早いので勉強時間もその分長くなる、と言えます。

特に東大クラスの難関大学になると、

  • 周りの受験生もだらけず勉強する
  • 受験科目が多い

という2点があるので、勉強時間が長くなりがちです。

例えば東大で考えてみても、周りの受験生も優秀ですし、それに文系なら英数国社会2科目が二次試験で課されます。これは国立大学では珍しいくらい科目数が多く、それだけ対策に時間を取られるのです。

勉強時間を伸ばすためには

この記事を読んでいる人の中には、

「1日3時間も勉強は無理・・。今なんて1日1時間くらいだ。」

という人もいるでしょう。

そんなまずは勉強時間を伸ばす必要がある人は、勉強習慣を作ることから始めましょう。

1日3時間勉強したいのであれば、

  • 英単語20分
  • 長文読解50分
  • センター数学80分
  • 社会宿題30分

というように時間を割り振って後はそれを実行していきます。

勉強計画を作成することは勉強習慣をつける最大の方法です。

当サイトの「【東大生作】22の勉強計画テンプレート!成績のあがる学習計画表が作れる!」を使って勉強計画は作成しましょう。

勉強時間が長いだけでは大学受験は突破できない

今回、

合格するには3575時間必要」とか「東大は4400時間いるよ」などと語っていますが、

残念ながら人によっては2000時間の勉強で受かる人もいるし、6000時間勉強しても落ちる人はいます。

とどのつまり、「勉強時間」というのは成績を上げるための1つの要因でしかないのです。

間違った受験生の考え

本質

これが全てです。

結局成績アップに大事なのは「勉強時間×質」です。

質というのは1回の勉強でどれくらいの内容を本当に理解できているのか、という意味です。

これが本質なのですが、「勉強時間」という指標は追いやすいが、「勉強の質」というのは数値化して追うことができないので、多くの受験生が

「勉強時間」だけを見て自分の勉強の良し悪しを判断してしまいます。

しかし当然、質が悪い(=だらだら勉強している)状態では勉強時間をかけても成績は上がりません。

何が言いたいかというと、受験生の皆さんは「勉強時間」は成績アップの指標の1つであって勉強時間を増やせば成績が比例して上がるわけではないことは理解しておきましょう。

>>【国公立志望】
偏差値が高い人の「勉強法」を詳しく見る

まとめ

今回は受験生の勉強時間をテーマに解説してきました。

もう一度まとめるとこうです。

  • 高1・・・1.5~2(2)時間
  • 高2・・・2(4)時間
  • 高3春・・・3(6~7)時間
  • 高3夏休み・・・10時間
  • 高3秋・・・4~5(10)時間
  • 高3センター前・・・5(10)時間
  • 高3二次試験直前・・・起きてる時間全部

もちろん勉強時間が全てではないのですが、勉強時間をかけずに成績を上げることが不可能なのも事実です。

ぜひ受験生の皆さんも目安の勉強時間は守るようにしましょう!